転職活動の最中、メンタルが崩れそうになったことがあります。
不採用の通知が続き、面接では自分の状態や経歴を何度も説明し、そのたびに「うまく伝わっただろうか」と消耗する。
働きながらの活動だったので、心も体も、じわじわとすり減っていきました。
この記事では、転職活動の渦中で、私がメンタルを保つためにやっていた対処を書いていきます。
いま同じようにしんどい時期にいる方の、力みが少しほどけるきっかけになればうれしいです。
転職活動でメンタルが崩れやすいのは、なぜか
まず、転職活動はそもそも消耗しやすいものだと思っています。
理由のひとつは、評価される場が、連続することです。
書類を出して、落ちる。
面接を受けて、また落ちる。
ひとつひとつは「ご縁がなかった」だけのはずなのに、それが続くと、まるで自分という人間そのものを否定されているように感じてしまいます。
特に、メンタル不調を経験した人や、私のように人の反応を深く受け取るタイプ(HSS型HSE)は、面接で相手の表情や空気を無意識に拾い、終わった後もずっと反芻してしまいます。
だから、面接1回でもごっそり消耗するのです。
そしてもうひとつ。
崩れそうになっているときは、たいてい判断力も一緒に落ちています。
消耗が深くなると、人は冷静な判断がしにくくなります。
転職活動という、人生で重要な判断が続く場面で、これはけっこう危ないことです。
対処①:不採用を「理解されなかった」と受け取りすぎない
不採用が続いたとき、私がいちばん気をつけていたのは、それを「自分の価値の否定」と直結させないことでした。
採用は、能力だけで決まるものではありません。
タイミング、求める人物像、社内の事情。多くは「相性」の問題です。
ここまでは、よく言われることだと思います。
そのうえで、私がもう一歩思っていたことがあります。
それは、そもそも理解されないことは起きる、ということです。
短い面接で、自分の状態や経歴のすべてが正確に伝わるとは限りません。
こちらがどれだけ丁寧に説明しても、届かないこともある。
だから、「分かってもらえなかった=自分がダメだった」と、すぐに結びつけないようにしていました。
むしろ、面接で全部を分かってもらおうと過剰に頑張ること自体が、消耗の原因になります。
説明する努力は大切ですが、分かってもらおうとしすぎない。このくらいの距離感が、私にはちょうどよかったです。
対処②:努力の向け先を「受からせる」から「合う場所を探す」へ
次に変えたのは、努力の向け先でした。
「とにかく受からせる」ことに全力を注いでいると、自分を相手に合わせて削っていくことになります。
そして落ちるたびに、「自分はまだ足りない」と、自己認識がじわじわ削られていく。
これは、消耗を前提にした努力です。
そこで私は、努力の向け先を変えました。
「受かるために自分を変える」のではなく、「自分が無理なく力を出せる場所を探す」ほうへ。
応募の数で勝負して疲弊するより、相性という軸で対象を絞る。
そのほうが、エネルギーの減り方がずいぶん穏やかになりました。
(自分にとって「合う環境」とは何かについては、こちらの記事にも書いています。)
対処③:崩れそうなサインが出たら、一度立ち止まる
そして、いちばん大事にしていたのがこれです。
崩れそうなサインが出てきたら、無理に進めず、一度立ち止まる。
さきほども書いたように、崩れそうなときは判断力が落ちています。
その状態で、妥協した応募をしたり、勢いで現職を辞めたりするのは、後で後悔しやすい。
だから私は、そういうときはこうしていました。
- 進めていた選考を、いったん止める
- とにかく睡眠を最優先にする
- 一人で抱えず、話せる相手を持つ
転職活動には、エージェントなど第三者の手を借りるという方法もあります。
求人探しや日程調整を任せられると、自分の負担がかなり減ります。
止まることは、活動をあきらめることではありません。
回復してからまた動けばいい。むしろ、回復しているときのほうが、いい判断ができます。
分かってもらおうとしすぎなくていい
最後に、いちばん伝えたいことを書きます。
転職活動の最中にメンタルが崩れそうになるのは、あなたが弱いからではありません。
評価され続ける場で、相手の反応や自分の経歴を、人より深く処理しているからです。
説明する努力は、大切です。
でも、分かってもらおうとしすぎなくていい。
理解も、内定も、相手との相性の問題でもあるのですから。
※この記事は私自身の経験と考えをまとめたもので、医学的な診断や治療、転職・退職の判断を勧めるものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関など専門家にご相談ください。
転職活動の渦中で、頭の中がぐるぐるして動けなくなってしまう。
そんなときは、その状態を一緒に整理するお手伝いができます。
同じように消耗をくぐってきた立場から、あなたの今の気持ちを聴かせてもらえたらと思います。

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