HSS型HSPかどうかを調べていると、たいてい行き着くのは「あなたはHSS型HSPです」と表示して終わる診断です。私も同じように診断を受けました。ただ、当時の私に本当に必要だったのは、タイプの名前ではありませんでした。
自分がいま消耗していることに気づけているのかどうか。これが分からなかったせいで、私は限界を見落としたまま走り続け、適応障害で半年間休職しました。
そこでこの診断では、HSPの4タイプ(HSS型HSP・HSS型HSE・HSP・HSE)を判定すると同時に、自分の消耗にどれくらい気づきにくいかもあわせて出るようにしました。12問、1分ほどで終わります。
あなたの傾向
自分の消耗への気づきにくさ
この結果は自己申告にもとづく目安であり、医学的な診断ではありません。気質は体調や時期によって揺れます。心身の不調が続いている場合は、医療機関にご相談ください。
この診断で分かること
この診断は、次の2つを同時に出します。
- HSPの4タイプのどれに近いか(HSS型HSP・HSS型HSE・HSP・HSE)
- 自分の消耗に、どれくらい気づきにくいか
2つ目を入れたのには理由があります。私は自分の気質を知らないまま働き続け、限界のサインを見落として休職しました。あとから振り返ると、しんどかったのは繊細だったからではなく、繊細なのに走り続けられてしまったからでした。
タイプの名前を知ることより、自分が赤信号を見落とすタイプなのかどうかを知るほうが、実生活では役に立つと思っています。
HSPの4タイプは、2つの軸で決まる
HSPは、次の2つの軸の組み合わせで4つに分けられることが多いです。
- 刺激を求めるかどうか(HSS=刺激追求型かどうか)
- 内向型か、外向型か(HSPか、HSEか)
この2軸を組み合わせると、こうなります。
- HSP(非HSS型):内向型で、刺激を求めない。HSPの中で最も多いとされるタイプ
- HSS型HSP:内向型なのに、刺激を求めてしまう
- HSE(非HSS型):外向型で人が好きだが、繊細
- HSS型HSE:外向型で、刺激も求める。最も少数派とされる
この診断では、感受性の高さ・刺激を求める強さ・外向性の3軸を測り、この4タイプ(および非HSPの傾向)を判定しています。
HSS型HSPとHSS型HSEは、どこが違うのか
この2つは、混同されることがとても多いです。共通しているのは、刺激に弱いのに刺激を求めてしまうという矛盾。違うのは、人との関わりでエネルギーが増えるか、減るかです。
HSS型HSPの方は、人と過ごしたあとに一人の時間を必要とします。だから、回復の処方箋として「一人の時間を作る」が効きます。
一方でHSS型HSEの私は、一人になっても回復しません。人と話すこと自体は好きで、むしろ一人でいると物足りなくなり、次の刺激を探しに行ってしまう。休んでいるつもりで、アクセルを踏んでいるんです。
ここを取り違えると、世の中にあふれている対処法が効かないまま、自分を責めることになります。私は長いあいだ、そうでした。
結果が境界だったときの読み方
気質は、その日の体調や、直前に何があったかで揺れます。とくに強く疲れている時期は、感受性のスコアが高く出やすいですし、刺激の少ない環境が続いていれば、刺激追求のスコアは低く出ます。
判定が境目に近かった場合、ひとつのタイプに自分を固定する必要はありません。複数のタイプの要素を持っている、と受け取ってもらえればと思います。数日から数週間あけて何度か受けて、平均的な位置を自分の傾向として扱うのが現実的です。
タイプが分かっても、しんどさはすぐには消えない
正直に書きます。私はHSS型HSEという言葉に出会ったとき、救われた気持ちになりました。それまで、休職したのは自分のメンタルが弱かったからだ、環境に馴染めなかった自分が悪いのだと、ずっと自分を責めていたからです。
その思い込みが外れたことは、間違いなく大きな一歩でした。
ただ、名前が分かっただけで働きやすくなったわけではありません。変わったのは、自分を変えようとするのをやめて、環境のほうを変えたときでした。いまの私は経理職で、残業はほぼありません。同じ気質のまま、消耗しなくなりました。
診断結果は、自分を説明するための言葉であって、レッテルではないと思っています。HSS型HSEとは何かや、向いている仕事・向いていない仕事もあわせて読んでいただけたら嬉しいです。
ひとりで抱えているなら、話してみませんか
診断を受けても、しんどさの正体が言葉にならないことはあります。私も、休職するまで自分の状態を誰にも説明できませんでした。
ココナラで、職場のしんどさや休職についての相談を受けています。答えを出すというより、まず言葉にしてみる場所として使っていただければと思います。
もう少し自分のペースで理解を深めたい、という方には、私がこれまでの経験をまとめた本もあります。
「繊細さんじゃないはずなのに」なぜか生きづらい人へ(Kindle)
それ、HSPじゃなくてHSS型HSEかも。好奇心の強さと刺激への弱さの矛盾した感覚には、ちゃんと理由があった
※HSP・HSS・HSE・HSS型HSP・HSS型HSEは、いずれも医学的な診断名ではなく、気質を説明するための概念です。この診断は自己申告にもとづく目安であり、医学的な診断や専門家による評価に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関にご相談ください。



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