休職期間はどのくらい?目安と、私が上限まで休んで考えたこと【体験談】

休職・復職

休職することになったとき、多くの人が最初に不安になるのは「一体いつまで休めばいいのか」ではないでしょうか。

先が見えないまま休むのは、それ自体がしんどいものです。期間の見通しが立たないと、焦りばかりが募っていきます。

この記事では、休職期間の一般的な目安を整理したうえで、私自身が結果的に上限の半年まで休み、復職ではなく転職という形で社会に戻るまでに考えたことを、正直に書いていきます。

※この記事は私個人の体験と、公開されているデータに基づくものです。実際の休職期間は症状によって大きく異なります。期間の判断は、必ず主治医にご相談ください。

休職期間の目安は、平均でどのくらい?

まず、客観的なデータから見ていきます。

厚生労働省の研究では、メンタル不調による1回目の休職期間は、平均で約107日(およそ3.5ヶ月)とされています。一方で、一度復職したあとに再発して2回目の休職になった場合は、平均約157日(およそ5ヶ月)と、期間が長くなる傾向があるという結果も出ています。

症状の重さによっても、目安は変わってきます。一般的には、次のように言われることが多いようです。

  • 軽度の場合:1ヶ月程度
  • 中等度の場合:3ヶ月〜6ヶ月程度
  • 重度の場合:1年以上かかることもある

ただし、これらはあくまで平均や一般論です。回復のペースは、症状の重さ・治療の進み方・職場環境・その人の置かれた状況によって、本当に一人ひとり違います。「平均より長いから自分はダメだ」と思う必要はまったくありません。

休職期間は「3つの軸」で決まる

では、実際の休職期間は何で決まるのか。整理すると、大きく3つの軸があります。

1. 主治医の診断書(医学的にどれくらい療養が必要か)

休職に入るときも、延長するときも、主治医が発行する診断書が必要になります。診断書には「○月○日から○ヶ月の自宅療養を要する」という形で、必要な療養期間の見通しが記されます。これが、医学的な観点からの期間の判断です。

2. 就業規則の上限(会社として、いつまで雇用を維持してくれるか)

意外と見落としがちなのが、これです。休職できる期間の上限は、法律ではなく会社の就業規則で定められています。中小企業では3〜6ヶ月、大企業では1〜3年など、会社の規模や勤続年数によって幅があります。自分の会社の上限が何ヶ月なのかは、早めに確認しておくと安心です。

3. 傷病手当金(経済的に、何ヶ月支えられるか)

休職中は無給になる会社が大半です。その間の生活を支える制度が傷病手当金で、条件を満たせば、最長で通算1年6ヶ月まで受け取れます。お金の見通しが立つと、焦りはかなり減ります。

この3つが揃って初めて、現実的な休職期間の見通しが立ちます。傷病手当金については別の記事でくわしく書いているので、あわせて読んでみてください。→休職中の傷病手当金、実際どうだった?申請の流れと8ヶ月もらってわかったこと【体験談】

私の場合は、上限の半年まで休みました

ここからは、私自身の話です。

正直に言うと、私には「何ヶ月休もう」という予定など最初からありませんでした。追い詰められて、もう働けないという状態になっての休職だったからです。計画的に休みに入ったわけではなく、限界がきて倒れるように休んだ、というのが実際のところでした。

診断書は、1ヶ月ごとにしか発行されませんでした。だから私の休職は、毎月診断書を更新しながら、少しずつ延長し続けるという形になりました。「次の1ヶ月で戻れるだろうか」と考えては、まだ無理だと判断して延長する。その繰り返しでした。

そして結果的に、会社の規定で休職できる上限が半年だったため、私はその半年をすべて使い切り、そのまま退職することになりました。

当時は、上限まで休んでしまったことに引け目もありました。でも今振り返ると、あの半年は私にとって必要な時間だったと思っています。

「また働けるか」の基準は、正直なかった

「これくらい回復したら復職できる」という明確な基準が私にあったかというと、正直、ありませんでした。

そもそも私の場合は復職ではなく、転職でした。そして転職を考え始めたときも、「また普通に働けそうだ」という手応えがあったわけではありません。むしろ、改めて別の会社で働いたとして、本当にやっていけるのか、不安のほうが大きかったです。

そんな私の背中を押してくれたのは、休職期間中にやった自己分析と、キャリアコンサルタントへの相談でした。

自分はどういう環境で消耗しやすいのか。逆に、どういう環境なら力を出せるのか。それを言葉にしていくうちに、「自分に合うであろう環境を選べば、普通に働ける可能性はあるんじゃないか」と思えるようになっていきました。

回復したから動けたのではなく、自分を知ることで、動く方向が見えた。そんな感覚です。ちょうど退職が決まった時期に、転職先の方向性を絞って活動を始めました。

休職期間中に私が具体的に何をして過ごしたかは、別の記事にまとめています。→休職中の過ごし方|やってよかったこと・やらなくてよかったこと【体験談】

焦って期間を決めなくて、大丈夫

休職期間の目安は、初回で平均3.5ヶ月ほど。でも、それはあくまで平均にすぎません。期間は、主治医の判断・会社の規則・お金の見通しという3つの軸で、人それぞれ変わってきます。

私のように上限まで休むこともあれば、もっと早く戻れる人もいます。そして、復職という形だけが出口ではありません。私は転職という形で、また社会に戻ることができました。

大切なのは、期間を自分一人で焦って決めないことだと思います。今は、心と体を回復させるための時間。先のことは、回復してから考えても遅くありません。

次に読むなら、この記事もどうぞ。

もし今、休職期間のことや、この先どうするかについて、一人で抱え込んでいるなら。同じように休職を経験し、上限まで休んで転職した人間として、私でよければお話を聞きます。

ココナラのページを見てみる

もう少し自分のペースで理解を深めたい、という方には、私がこれまでの経験をまとめた本もあります。メンタル不調と職場の関係をもっと整理したい方へ。

Amazonで見てみる

コメント

タイトルとURLをコピーしました